カテゴリー  [ サッカーライター ]

サッカーライフ第3回 カルボーニ 

スポーツナビ サッカーライフ第3回 バレンシアSD カルボーニインタビュー
【スポーツナビ サッカーライフ第3回】

久々の「サッカーライフ」です。

スポーツナビ連載 サッカーライフ第3回

バレンシアSD(スポーツ・ディレクター)

アメデオ・カルボーニ インタビュー

ページはこちら↓
最年長選手の新たな挑戦

いきなりイタリア語で話し始めて止めようがないくらいでした…(笑)それくらい、やはり子供時代、サッカーを始めた頃の思い出って素敵なものなんでしょうね。

カルボーニさん、お忙しい中、ありがとうございました。

カメラと写真 

バレンシアサッカーライフに新たなカメラ
【レンズを買って完全装備となったカメラ】

バレンシアサッカーライフにまた1つ新たな武器が…

実は昨年、知り合いのカメラマンの方からこんな素晴らしいプロ仕様のカメラ本体を頂戴しておりました。

「レンズ買って使って下さい」

と何とも気の引けるお言葉で図々しく頂戴したまま、なかなかレンズを買えずにいたのですが、年末に思い切ってレンズを買いようやく完全装備となり既に使い始めています。

この場を借りて、そのカメラマンの方には御礼を言いたいと思います。

「ありがとうございました。早速使わせてもらっています」

別にどう思われようと気にしていない性格なのですが、1つだけ言っておきたいことがあります。

わたし、小澤一郎は別にカメラマンになるつもりはありません。

そして、これまでも今後も撮影した写真でお金を稼ぐことはありません。

ライター、記者という立場ながら写真も撮っていることに違和感を覚える人もいるでしょうし、実際にカメラマンの方には怒られるのかもしれない。

それは十分承知の上でこれまでも撮影してきました。

なぜか?

日本の皆さんに現場の空気、雰囲気を伝えたいから。

「記事で伝えなさいよ」

と叱られるかもしれません。でも、自分の記事で伝えたいことに加えてその雰囲気を伝えてくれる写真というのもは大切にしたい。

それプラス、私のようにスペインという日本から遠く離れた地で地元カメラマンと同じような仕事ぶりで生活できるような日本人カメラマンはまだいないのです。

マルカ、スーペル、といったスペインの新聞同様に私も本当なら役割分担したい。出来れば日本人カメラマンのパートナーは欲しい。

でも、今の日本では、日本のメディアではそういう構図はないし、その役割が仕事として成り立たない。

ならば、私が1人2役でやるべきではないかな、という気持ちからやっています。

繰り返しますが、これまでも私が日本の媒体にお渡しした写真でギャラをもらったことはありません。

もしそんなことをしていたら、カメラマンの人たちへ敬意を欠いた行為になりますし、お金をもらえるような写真なんて素人の私が撮れるわけもない。

役割分担がはっきりしているここスペイン、ここバレンシアの現場で以前、こんなことがありました。

私がある選手のインタビューを行った後、あるカメラマンから、

「お前が写真を撮って日本のメディアに売ることは俺の仕事妨害だ。もしそれを続けるようなら、お前の仕事を侵害してやる」

と言われました。ここスペインにいるカメラマンも記者さんも日本の媒体での仕事をしている人が多いですから、私が写真まで撮っていることが“仕事の妨害行為”にみえたようです。

もちろん否定しましたし、その後は日本の媒体と直接やり取りが出来るよう私から編集者さんに紹介までして仕事妨害どころかより仕事を増やすような取り計らいをしたつもりです。

ネットショップをやっているのも含めて、もちろん、「生計を立てるため」ではあるけれど、「大儲けしよう」なんて思いはないし、できるわけもない。

自分はバレンシアという地でこういう素晴らしい仕事に携わりながら、サッカーに携わりながら、日本のため、日本サッカーのため、そして日本で記事や写真を楽しみにしてくれる皆さんのために生きていければそれだけで十分なのです。

奇麗事かもしれませんが、本当に好きで誇りを持てる仕事をしている人というのは、「儲けよう」なんて考えないのではないでしょうか?


また、カメラのレンズを通してサッカーを観る、その一瞬を撮るということは記者、ライターとして別の側面からサッカーを捉える良いきっかけでもあります。

決してプロのカメラマンになりたいわけではないし、もしかすると中途半端なのかもしれないけれど、そういう行為によって自分の記者としてのサッカー観を高め、それが結果的に記事や自分の仕事に反映していけば、きっと読者の人にも返せるものがあるのかな、そんな思いでいます。

今後も良い記事、そして良い写真を求めてスペインの地で精進していきたいと思います。

クラブ・ワールドカップ2006 大会プログラム 

FIFA クラブ・ワールドカップ・ジャパン2006 大会公式プログラム
【クラブ・ワールドカップの大会公式プログラム】

先日、12月に行われたFIFAクラブ・ワールドカップ・ジャパン2006の大会公式プログラムを頂戴しました。

わざわざスペインまで送って下さった編集の方に感謝、感謝…

既にお伝えしていたようにこの公式プログラムのバルセロナ取材をお手伝いさせて頂きました。

こうやって立派なプログラムを手にすると何とも感慨深いものです…

ライター、記者としていつも現場に立っているからか、ロナウジーニョ、ライカールト監督、プジョル、メッシ、ラポルタ会長とのインタビューも正直全然緊張しませんでした。自分でも「あら、びっくり」ってインタビュー中に思っていたくらいなので…(苦笑)

今日は少しその取材後記を。

取材を行った日は、「クラブ・ワールドカップ向けの日本メディアデー」ということでTV局、公式プログラム、新聞、FIFAの4媒体が一同に集まって取材をさせてもらうことになりました。

広報の方は大変だったと思います。

クラブ世界一を決める大会だけに日本サイドからインタビューを要請されている選手は、ロニー、プジョル、メッシ、ライカールト監督、ラポルタ会長、その他選手も出来るだけ… みたいな感じでしたので(笑)

当初は、その日の練習(午前中)前に「選手を数名連れてくる」と明言していた広報でしたが、蓋を開ければ…

「誰も来ない…」

朝早くから朝ごはんも食べずにカンプ・ノウに駆け付けた我々の努力も虚しくあっさりと「世界一のクラブ」(らしい)バルセロナらしい対応をされたのでした。。。

やはり、ビッグクラブは違います。(怒ってませんよ、空腹のお腹だけは悲鳴をあげていましたが…笑)


FIFA クラブ・ワールドカップ・ジャパン2006 大会公式プログラム バルセロナ ジョアン・ラポルタ会長
【バルセロナ、ラポルタ会長のページ】

最初に取材に応じてくれたのがラポルタ会長。その取材日の前日午後に時間を設けて下さり、素晴らしい対応をしてくれました。

この会長、えらいリップサービスな方です。さすがです。

「コンニチハ」、「アリガトウ」といった日本語も次々飛び出し、快調なペースで喋りまくってくれました。

インタビュー後、「私の写真写りはどうだい?」と言いつつカメラマンさんに近付き、カメラを覗いた上で、「もうちょっと良いのがほしいな〜」と自ら取り直しを要請して頂きました。

ありがとうございました。


FIFA クラブ・ワールドカップ・ジャパン2006 大会公式プログラム バルセロナ ライカールト監督
【バルセロナ、ライカールト監督のページ】

取材日の最初はライカールト監督。

物静か、温厚な人柄で知られる通り喋り方も実に丁寧で誠実。バルセロナにフィットする監督であるのがよくわかります。

ただ、会見でもいつもそうなのですが、(すみません、失礼なら、、、)

あまり面白いことを言ってくれないのが記者泣かせ…

もう少し戦術的なことに踏み込んだ質問や話しをしたかったのですが、時間もなく、また、この監督はどちらかというとそういう戦術的な監督ではありません。

どちらかというとマネージメント、人柄で選手やチームを引っ張っていくタイプの監督。

「ああ、キケの方が面白い話するなぁ」

と話しながら思っていたわたくしなのでした…(苦笑)

でも、ライカールト監督、ムチャス・グラシアス!!


FIFA クラブ・ワールドカップ・ジャパン2006 大会公式プログラム バルセロナ プジョル
【バルセロナ、プジョルのページ】

カピタン、プジョルは本当に素晴らしい選手、人間でした。

この時期はお父さんを亡くしたばかりの辛い時期にも関わらず、丁寧に対応してくれておりました。

当初、「各選手、監督に1つの媒体が対応できる時間は“10分”!」

と広報から口を酸っぱく言われておりまして、日本人の私はきっちり守りながら、腕時計のストップウォッチを使いながら進行していたわけですが、

我々の前に取材していたFIFA.comのとある南米出身の記者さんが、プジョルに質問を投げる、投げる… で個人的には内心で爆笑しながら、広報には「おしてるんだから早くしてよ。規則は守りましょう!」と訴えておりました。

プジョルもイライラしながら、でも丁寧に対応。こういう対応の仕方で選手の人柄がわかるもんなのです。

ということで、我々の順番になった時にプジョルに真っ先にかけた言葉が、

「プジョルさん、我々はちゃんと時計を測って10分以内で終わるから」

というもの。それがプジョルの胸のモヤモヤを取り払い(?)、より丁寧に対応してもらえた気がします。日本人らしいテクニックを披露してプジョルのハートをがっちりつかんだ瞬間でした?!(ほんとか?)

インタビュー後に別時間をとって写真を撮りたかったもので、きっちり5分以内にインタビュー終了。その後写真撮影でもきっちり対応してもらいました。

グラシアス!!


FIFA クラブ・ワールドカップ・ジャパン2006 大会公式プログラム ロナウジーニョインタビュー
【バルセロナ、ロナウジーニョのインタビューページ】

そして最後に登場したのは、“予想”通りロニーこと、ロナウジーニョ。

練習が終わって何時間経っていたのでしょうか?

ジャグジーにどっぷりつかってうたた寝でもしていたのでしょうか?

えらい、遅かったです。でも、想定の範囲内でした、はい。

ロナウジーニョもこれだけメディアに取り沙汰される選手ながら、実に丁寧な回答をしてもらいました。

これだけビッグネームでありながら、面倒臭そうな気配を全くみせず、1つ1つの質問に対してきっちり対応するのはさすが。だから、これだけの人気や影響力を持っているんでしょうね。

個人的にはロナウジーニョとのやりとりが一番楽しかったです。

話しをしていて、「ああ、この人本当にサッカーが好きなんだなぁ」というのがヒシヒシと伝わってきましたから。

私がいつもインタビューで心掛けているのはそういう気持ち。

現地の記者には“特ダネ”、“スクープ”、つまりは選手や監督からの「失言」を取ろうと意図的に不躾な質問を投げたり、相手が感情的になるようなテクニックを使ったりする人もいますが、私はサッカーを愛する者として純粋に、彼らの本質を知りたい。

どうしたらサッカーがうまくなるのか?

どうしたら勝てるのか?

どうしたらこのレベルの選手(監督)としてピッチに立てるのか?

だからこそ、現場で彼らの日常にマッチアップすることはすごく大切であり私にとって貴重なもの。

自分は指導者の勉強もしたいし、記者としてライターとしても活躍していきたい。全て方向性は同じです。

結局は、

「日本サッカーが強くなるために。日本にサッカー文化が根付くために」

というもの。いち日本人としてここスペインで学ぶべきもの、吸収すべきものがたくさんあると思うからいる。それがなくなったら、もしくは、日本がそれ以上のものを持ったらもうここにはいないでしょう。

日本の雑誌などでも多くの外国人記者、現地記者さんが活躍されております。それは素晴らしいことである一方、個人的には寂しさも覚えます。

例えば、私が日本のメディアに向けて仕事をする時は、常に、

「日本サッカー」(=日本人)

を意識しています。「どうすれば日本サッカーの向上につながるか」という視点で考え、質問し、話しを聞いている。

だから、現地記者の方がビッグネームに現地のやりかた、意識でインタビューをして、それがそのまま日本人向けの雑誌として掲載されるのが寂しいというか、個人的には“悔しい”。

だって、現地記者が「どうすれば日本サッカーのためになるのかな」なんて思いながらインタビューをしたり、記事を書いているとは思えない。もちろん、実際にいらっしゃるのかもしれませんが、少なくとも自分の想いは負けていないと思う。

「日本サッカーなんてつまんないよ」

と思っている人も多いかもしれません。でも、日本がワールドカップに出場するようになって我々日本人にワールドカップは「観る」ものから、「参加」するものになった。

刺激的じゃないですか?

94年アメリカ大会より98年フランス大会の方が体と心に何かを残してくれていませんか?

だから、私は逆算しながら日本ではなく、このスペインという地において「日本サッカーのため」に頑張ります。

刺激的なんですよ、その方が…

バレンシアサッカーライフを通して、日本人記者小澤一郎は常に「日本サッカー」を模索し続けます。

ウイニングイレブンモバイル 

ライター小澤一郎のメディアリリースです。

このたび、ウイニングイレブンモバイルのレギュラーコラムを担当させて頂くことになりました。

当然ながらスペインサッカー事情のコラムです。

ウイニングイレブンモバイルのHPはこちら

既に私にとっての第1回コラムが掲載されております!

ネタバレは出来ませんが、興味深いテーマから今のリーガの各チームを分析してみました。

定期的にコラムを提供していく予定ですのでお楽しみに♪

新雑誌「フットボリスタ」 

10月25日(水)に「フットボリスタ」という海外サッカー専門誌が創刊になりました。

フットボリスタHP

記念すべき創刊号に私のマッチレポートが掲載されています。

ビジャレアルvsレバンテ バレンシア州ダービー写真2
【ビジャレアルvsレバンテ エル・マドリガルスタジアムのチケット売り場】

ビジャレアルvsレバンテ

のバレンシア州ダービーの試合内容です。日本ではTV放映されていませんし、今季のこの2チームはあまり日本で注目されていないかもしれない。でも、自分なりの視点でこの試合からみえたことを書いてみました。

面倒でも遠くても、ビジャレアル、レバンテの2チームも追いかけていこうと思っています。

調子が良いから観る。調子が悪いと観ない。

そうじゃなく、継続して観ているからこそわかることってある。理解できることって多い。バレンシアを見続けている理由もそうなんですよね。

ビジャレアルvsレバンテ バレンシア州ダービー写真3
【バレンシア州ダービーのエル・マドリガルスタジアム内】


また、HP上の編集長の言葉には非常に共感できるんですよね…

私もいつも思っているのですが、例えばリーガ・エスパニョーラ(=海外サッカー)は確かに「素晴らしい」。ただ、賞賛されることばかり、良いことばかりじゃない。人種差別は根深い。審判を騙そうとする選手は多い。お金が動くこのスペインサッカーの世界の裏では汚いこともたくさんある。

だからこそ、真実をありのままに伝えること、そういう人間が必要なんじゃないかと思ってます。

だからこそ、私はここバレンシアにいるのかもしれません。

決してバレンシアが好きという理由だけではない。バレンシアの情報ばかりでバレンシアファンだけに向けて何かを発信しているのではない。

私は常にそう思っています。

良いことも、悪いことも、ありのままの姿をリアルに伝えること。

編集長の言葉と全く同じなんですよね、私の考えは。


いつも思っていること。

ビッグクラブ、ビッグネームばかりを扱う日本メディア。

仕方ないですよ、海外サッカーは日本のサッカーではないから。でも、逆に言わしてください。

ビッグクラブ、ビッグネームばかり扱っているからこそ、その他のクラブ、選手が出て来れないんじゃないかな?!

リーガはレアル・マドリー、バルサ。ビッグネームはベッカム、ロナウジーニョ。別に何も文句はない。

でも、誰かが他の一面を伝えていかないといつもそればかりになりますよね。だからこそ、私が奮闘する意義・価値がある。

日本のメディアは「人気があるからビッグクラブ・ネームの情報を伝える義務がある」と考えがちですが、「報道しないからそればっかりになる」側面もある。

例えば、スペインのメディアはけがの症状やけがの幹部についてスポーツ紙でさえ詳細に解剖図を使って説明することもある。

日本では、「右ひざのけが」であってもスペインでは「右ひざ内側じん帯の捻挫」と図入りで説明がある。

「読者が理解できない」と勝手に考えて報道する日本メディアか、「詳しく書いておく方がベター。わからければ読者が調べればいいでしょ」と詳しく書いてくれる海外メディア、どっちが読者にとっていいのでしょう??

いつまでたっても、「ビッグクラブ、ビッグネームしか人気がない」と解釈し偏った報道する日本メディアに満足ですか?

ここバレンシアでさえ、リアルに色々なことが転がっています。

少なくとも選択肢は多くある方がいいのではないでしょうか?

そろそろ、変えていく時期に来たんじゃないかな?!私はそう考えています。

ビジャレアルvsレバンテ バレンシア州ダービー写真1
【バレンシア州ダービー レバンテサポーター】

だからこそ、私は私なりに現場で奮闘したいし、スペインのみならず、色んな国で色んな現場から発信してくれるライターや記者が増えるといいな、そう思っています。

全ては日本サッカーのために

そして、サッカーを愛する人のために

だからこそ、誠実に謙虚に前向きに。私はそうサッカーと向き合っていきたい。