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スペイン代表、ギリシャ戦(親善試合)召集メンバー 

スペイン代表 ギリシャ戦(8/22)に向けた召集メンバー18名
【8/22 ギリシャ戦に向けた召集メンバー】

先ほど、発表された22日に行われる親善試合のギリシャ戦(アウェイ)に向けたスペイン代表の召集メンバー。

プジョル、ハビ・ナバーロが怪我のため、代わりに選ばれたのはフアニート、パブロ。予想通り…(苦笑)。

アラゴネス監督は本当にユーロ本大会を考えているのかなぁ…。プジョルの相棒はマルチェナだと本気で考えているのかなぁ…。

是非、あなたが6名も選手を選ぶバレンシアのキケ・サンチェス・フローレスという監督に意見を聞いてみて下さい。

「マルチェナをセンターバックで使うべきですか?」

と。多分、

「バレンシアではマルチェナはボランチです。アルビオルという素晴らしい若手センターバックがいます」

と目からウロコが落ちるようなアドバイスをしてくれるでしょう。

予選で勝つなら別にいいんですが、ユーロ本大会で世界の強豪相手に勝ちたいなら、マルチェナ、ハビ・ナバーロ、パブロ、フアニートをセンターバックで使うのはねぇ…。ドイツW杯で学んでないのか、アラゴネス!?

昨年のCLでアルビオルがインテル戦でみせたようなパフォーマンス、スピードがスペイン代表のDFには必要なんだよなぁ…。アラゴネス監督はアルビオルがズラタンとマッチアップしたシーンを本当にチェックしたのか!?

リーガのサッカーを観ている人なら誰にでもわかることで、スペイン国内外を含めてアラゴネス監督だけが唯一理解不足のように思うのですが…。

親善試合だからこそ、使ってみるべきだと思うのは私だけではないでしょう…(苦笑)。

U−20スペイン代表、チェコに敗退 

U−20ワールドカップのスペイン対チェコの試合は、1−1からPKでチェコが勝利。

スペイン代表は日本同様、チェコ相手にPK戦で敗退。

残念ですがPKまで持ち込まれてしまったので仕方ないですかね。90分の勝負で十分決着を付けれる内容でした。勝負の世界に「たら、れば」はないですが、アドリアンのシュートミスは外す方が難しかったので…。

延長戦に入りチェコに先制されたものの、マタのゴールで追いついたスペインはやはり自力というか勝負強さは持っていました。

ただし、やっぱり延長戦でもPKまでいく必要なく決着を付けられた。

スペインを応援していた人間ですが、PKってやっぱり面白い。

しかしまあ、チェコの選手のPKは本当に素晴らしかった。強い精神力がないとあの状況であれだけ強いシュートを全員が決めれない。サッカーの内容としては少し物足りない面も否めないですが、良いチームでした。

スペインのGKアダン。カシージャスもまだ若いですが、アダンもレアル・マドリー、スペイン代表を背負って立ちそうな良いGK。

ただ、彼のPKには少しがっかり。

彼ほど威圧感のあるGKなら下手に相手を動揺させるような無駄な動きをみせる必要はなかったのに、最初のキッカーに対して意図的に近づきプレッシャーを与えようと不用意な行動に出ていた。

また、敢えて中央に立たず、左寄りに立つなどの駆け引きもしていた。

あれをみて、正直「駄目だろうな」と思いましたが、結構そういうものって勝敗を決めたりしてしまう。余計な行動が逆にリスクを呼び込んでしまうもの。

自分も選手としてPK戦を戦ったことがあるのでその(自分の)経験からするとキッカーからして本当に怖いGKとはキック直前まで微動だにせず、キック直後に思い切り飛ばれるタイプ。

キック前から下手に近づいてきたり、動いたり、上半身を揺らしてプレッシャーをかけようとしてくるGKはその意図に反して案外気持ちを楽にしてくれるもの。だって、「ああ、こいつナーバスになってるんだな」と思えるから。逆にぴたっと静止され、精神統一されている方が怖い。

PKで絶対有利はキッカー。普通の状況なら11mの距離からフリーでシュートできるのだからゴールは決められるはず。だからこそ、心理的なプレッシャーはキッカーの方にかかってしまう。GKがその心理的余裕を生かして下手にプレッシャーをかけようとすると逆効果になることが多い。

黙々、淡々とやられる方がキッカーにとっては嫌なもので、それがチェコのGKだった。キックの瞬間まで静止して軸足の位置やボールの飛び出しをみて思い切り飛ぶタイプ。

スペインの1人目、マタもそれでボールに触られたものの、ゴールイン。でも、スペインの他の選手には怖いイメージが付いていた。結局、そのプレッシャーでバリエンテ、ピケの2人が外してしまった。

GKとしての質を比較すれば断然アダンの方が上だったものの、PKという心理ゲームでの勝ち方を知っていたのはチェコのGKだった。


あと、自分はチェコの日本戦を観ていないので何とも言えないが、スペインの首脳陣はしっかりチェックしているはずなので、GKアダンに対してどういう情報提供していたのかも気になるところ。

チェコのキッカーを見る限り、GKのポジションや動きをみてからキックの方向を決めるタイプではなく、初めから「ここに蹴るぞ」と決め込んで思い切り蹴りこむタイプのキッカーが多かった。

よって、スペイン側からすればPKになった時点で有利になっていたはず。でも、アダンは1本も止められなかったどころか逆を付かれるシュートも何度かあった。

もし、チェコのキッカーが日本戦とほぼ同じで、キックの場所もほぼ同じであったなら、敗戦の責任は首脳陣にある。このレベルではそれくらいのディテールに注意して準備しておかないと勝てるものも勝てないから。

「PKは運」

なんて言えるのは試合に関係していない人間だけ。運を味方に付くような準備というのは絶対にある。

例えば、今年ではなく2005年のCL決勝でリバプールがミランにPK勝ちした時、リバプールのGKデュデクは不用意に動くタイプのGKで自分もそれを見た瞬間、「ミランが勝つだろうな」と思っていた。

でも、デュデクにはミランのキッカーの癖がインプットされていた。当時のGKコーチはスペイン人のオチョトレナ氏。

そう、バレンシアの新GKコーチ。

解任されたもののエミリオ前GKコーチは相手のキッカーのみならず相手GKの癖なんかもチームに伝えるデータ管理者だった。

ビジャが遠めからロングシュートを狙っているのも案外エミリオが「このGKは必要以上に前に出る癖があるから」なんて言っていたはず。プラス、このレベルのGKコーチになればそのGKのバックステップがスムーズかどうかもしっかり分析できる。前に出る癖のみならずステップワークや敏捷性から「ロング狙えるよ」と助言するものGKコーチの役割でしょう。

そのエミリオ氏はレアル・マドリーのカンテラGKコーチに復帰する可能性があるとのこと。

いつものように話しがそれてしまいましたが、スペイン代表がここで敗戦するのは残念ですが、正直このチェコ戦ではブラジル戦後ということもあって慢心があった。

「勝てるだろう」「いつか点を取れるだろう」と思うのはいいけれど、それで足を止めてしまうようでは駄目。走らないで勝てるサッカー、チームは存在しない。

こういう敗戦をみると、リーグ戦主体のサッカー強国の下部代表がノックアウト方式の決勝Tであっさり敗れてしまうのもわかる気がしますね。フィジカル面以上にメンタル面のもって行き方が上手くない。

スペイン監督さん、「このチェコ戦はブラジル戦よりきつくなるぞ」と予想して選手に口酸っぱく言っておかないと駄目。選手のモチベーションが一気に低下するのは目に見えているのだから。TVの映像だけから判断してもベンチーワークが上手くなかった。ベンチでイライラしていても仕方ない。駄目な時程的確、明確な指示を出さないと。

逆に中学、高校などノックアウト方式の公式戦が多い日本の選手、監督の方が精神面での調節は上手いのかもしれませんね。(今はリーグ戦が増え、Jリーグ下部の選手が主体になっているとはいえ…)

さて、この代表のマタ、サニー・サンデーには切り替えてもらってバレンシアに戻ってきてもらいましょう。

敗戦は嬉しいものではないですが、これでオランダ合宿には合流できそうですね。プレシーズン、この2人の活躍にも期待したいものです。

U−20スペイン代表、ブラジルに逆転勝利 

朝、5時起きして正解!大当たり!

先ほど終わった、U−20ワールドカップの決勝T1回戦、スペイン対ブラジルは延長戦の末、スペインが4−2と逆転勝利!

予選グループでは不安定さや攻撃のちぐはぐさも目立っていたが、相手がブラジルということもあってかチーム、選手個人のレベルが最大限に引き出されていてまさに「スペクタクル」な試合でした。

日本の試合も観たかったですし、勝って欲しかったですが、今はひとまずスペイン代表の素晴らしい試合を堪能したいと思います。(まだ、余韻に浸ってます…)

しかしまあ、マタ、予選グループでは爪を隠していたのかい!?というくらい良かった。

ルイスSD、キケさん、彼をレンタルで放出なんかしていいの?
お金ないのに高値で新FW獲りなんて本当に必要なのか?

生粋のFWタイプでありながら、あれだけ攻撃を組み立てられるFWってそうはいないですよ。ビジャ、シルバのちょうど中間にいる感じでこのプレーぶりならバレンシアでも十分やっていけるはず!

サニーは後半同点に追いつくため戦術的な交代で引っ込みましたが、この大会のスペイン代表で一番頭角を現した選手。

観る前はシソッコのようなタイプを想像していましたが、シソッコよりも柔軟性がありパスセンスもあるので将来像としてはマケレレに近いものがあるかもしれません。

とはいえ、スペイン代表のクラックは間違いなく、セビージャ・アトレティコ(Bチーム)のMFディエゴ・カペル。

左利きでブラジル代表のDF陣を切り裂きまくってました。

既にカナダのファンにも有名で彼がボールを持てば拍手が起こってますから…。

セビージャ、またとんでもないカンテラーノを育てましたね。この調子でいけば、もう近い将来とは言わずすぐにでもフル代表に入りそう。

スピードに乗ったドリブルであれだけバランス良くボールをさばき、精度の高いクロスを上げられる選手はそうはいないぞ。

飛びぬけたスター選手はいないもののチームとしてのまとまり、総合力がある今のU−20スペイン代表はかなり強い。フル代表にはない勝負強さがある。(フル代表は下部代表の爪の垢を煎じて飲みましょう!)

次に日本と対戦しないのは残念ですが、このチーム、行くところまで行きそうですね、
期待しましょう♪

朝から良いもの(試合)観させてもらいました。グラシアス!

アルビオル召集外の不思議 

先程発表された6月2日、6日のユーロ予選のスペイン代表。

ホアキンが代表復帰、ソルダード初召集(スポナビニュース)

今更DFラインを変更するのにリスクがある、怖いのはわかりますが、アラゴネス監督、今シーズンのアルビオルのプレーをみて代表に選ばないのは私とって今季リーガの7不思議の1つです。

確かに、まだ観ていてビルドアップの精度に問題ありですが、安定感や1対1の強さ、スピード、高さと平均的にみて代表クラスであることは間違いない。

ユーロの本大会を考えるなら、自分は今からこういうDFラインを組んで予選を戦うでしょうね。

【DFライン】

セルヒオ・ラモス  アルビオル  プジョル  ミゲル・トーレス


左サイドバックの人材難はこれまでずっと言ってきましたし、デル・オルノの復活も期待したかったですが、両サイドバックはレアル・マドリーの2人でいくしかないでしょう。

スペイン代表が世界で勝つためにはDFラインなんですけどね、アラゴネス監督…

U−21欧州選手権プレーオフ スペイン代表敗退 

U−21欧州選手権プレーオフ 第2戦 スペインU−21代表vsイタリアU−21代表 スペイン代表先発フォーメーション
【イタリア戦 第2戦の先発メンバー】

「もったいないな」

という一言。スペインU−21代表は10日にパレンシア(スペイン国内、“バレンシア”ではない)で行われたイタリアとのU−21欧州選手権プレーオフ第2戦に1−2で敗れ、欧州選手権の出場と北京五輪の出場を逃した。

2007年 U−21欧州選手権(オランダ開催)
2008年 北京五輪(中国開催)

と続く2つの大きな大会にスペイン代表が出場しない結果となった。残念、無念… 五輪に関しては前回のアテネ五輪の出場権も逃しており2大会連続で予選を通過できない事態となった。

さて、第1戦後、スペインU−21代表のイニャキ・サエス監督の采配に対する疑問を記事にしたが、この第2戦でもやはりその采配ぶりによって試合が大きく左右されたと言わざるを得ない。

既にフル代表を指揮した経験もあったが私自身はあまり詳しくこの監督について知らなかった。期待値は高かったのだが、今回のU−21代表の戦いぶりをみて、正直落胆した。

【スタメン】

まずは冒頭に図で出したこの試合のスタメンについて。第1戦の時と全く同じスタメン。第1戦をアウェーで0−0の引き分けで終えたこと自体は悪い結果ではなかった。

ただ、第1戦後に私が指摘したようにイタリアというチームに対するスタメン、フォーメーションとしてはいくつか修正すべき点があったことは間違いない。

■トップ下、シルバ

例えば、1トップ下に入ったシルバ。彼の技術やスピードはこのイタリア相手でも十分に通用した。しかしながら、イタリアの5バック気味のディフェンスラインとポジションバランスを崩さないダブルボランチにより彼が中央付近でボールをもらえるスペースはほぼ皆無。

この第2戦でもボールを受けるとすぐに2,3人のイタリア選手に囲まれ、ファールをもらうのがやっとの状態であった。

つまり、第1戦を終えて監督が考えるべきは、「このイタリアのシステム、選手相手ではシルバのようなトップ下を置いても有効ではない」と認識すること。


■右サイド、アリスメンディ

彼に関しても第1戦をみていれば誰もがわかったこと。イタリアの左サイドバック、キエリーニに対しスピードで上回れることがなく、はっきり言って「イタリア相手に通用しない選手」であることは明確だった。少なくとも私も第1戦の後半、「何もしていない」と言ったようにこの第2戦でも前半から全く機能していなかった。

また、背の高い(=足のリーチがある)アリスメンディのようなタイプの選手のドリブルは、読まれやすい。タッチが細かくないため、シルバのようにボールタッチで相手をかわすことができない。だからこそ、スピードで相手を上回れない以上、彼を起用すべきではなかったろう。


■ダブルピボーテ(ボランチ)

サパテル、ラウル・ガルシアのダブルボランチにしても疑問。既に試合前からスペインが試合の主導権、ボール支配をすることは目に見えていた。

第1戦でも同じような状況でこのボランチのポジションからゲームメイクをできなかったことにより攻撃が遅攻になり、イタリアに「ボールを持たされている」状況が続いていた。第2戦でも全く同じ課題が見えた。

つまりは、何もこの2人の守備的なピボーテにする必要はなく、フラードやデ・ラ・レッドのようなゲームメイクタイプの選手を置き、ダブルボランチというよりは1ボランチに1人のゲームメイカーをボランチの少し上のポジションに置く配置でよかっただろう。


【試合内容】

先に試合内容についてお伝えしておこう。イタリアが見事なカウンターを2発“ハメて”しまい、前半の段階で0−2。つまり、アウェーゴール方式によりスペイン代表は後半に3得点をあげなければ敗れる状況となった。正直、先制点をとられた時点で苦しかったといえよう。このイタリアの守備陣から1点をもぎとるのは容易なことではなかったから。

イタリア、カシラギ監督からすればこの試合のゲームプランは「120%」以上はまったもの。なんせ、前半2度のカウンター、2度のシュートチャンスで2点を奪ったのだから。内心、笑が止まらなかったろう。

スペイン代表としては確かにそういう不運な2発に沈んだという面はあるが、結局は、ゴール前にボールが運べず、攻撃もサイドからの可能性のないアーリークロスばかり。

後半、ガビランからのアーリークロスにソルダードが合わせて1点を返したが“たまたま”の1発。あれだけ試合の主導権を握っていたにも関わらず、サイドの深い位置に切り込んでのクロスやペナルティエリア内に入り込む攻撃が一切できなかったという事実から、「イタリアの完全勝利」であった言えよう。


【選手交代】

U−21欧州選手権プレーオフ 第2戦 スペインU−21代表vsイタリアU−21代表 スペイン代表 後半選手交代後メンバー
【イタリア戦 後半選手交代後のスペインU−21代表メンバー】

後半開始からデ・ラ・レッド(←ラウル・ガルシア)、ソルダード(←ケパ)を投入し、52分にはフラード(←アリスメンディ)を投入。

第1戦同様に疑問の残る3交代であった。

3点を取りに行く必要がある状況で、ケパに代えてソルダード。つまりは、「1トップ」のまま。全く理解不能。結局、前半のケパ同様にソルダードは常に孤立し、イタリアの5バック、つまりはセンターバック3枚と対峙する形。どうやってシュートチャンスを作ろうというのか?!
なぜに2トップにしなかったのか?機会があれば、サエス監督に聞いてみたい。

デ・ラ・レッドのようなゲームメイカータイプの選手を入れること自体は悪くなかったが、結局、シルバとプレースペースが被ってしまい、イタリア守備陣の包囲網にひっかかるケースが目立った。

フラードを右サイドに入れたことも状況を悪くした。本来トップ下タイプの選手であるからシルバ、デ・ラ・レッドのプレースペース、中央に入り込むシーンが多くなり、ますますイタリア守備陣にとっては、「いらっしゃい」状態。

後半は前半以上にボールをもたされるだけ、1人がボールを持ってからパスコースを探す状況となり攻撃に何ら“リズム”がなくなってしまった。

ライター小澤一郎的 スペインU−21代表先発メンバー
【私ならこの先発で臨んだだろう】

では、私ならどういうゲームプランでいったか。

まずは試合のスタメンから上のようなメンバーで臨んでいたであろう。第1戦のイタリアからして、第2戦はより守備的意識を強めるイタリアからして、トップ下にシルバやフラードといった選手を置いてもうまくボランチにマッチアップされる。そうであれば、ボランチから逃れるポジションに彼らを配置。具体的にはシルバは既にバレンシアでもプレーしている右サイド。フラードはボランチ気味だが敢えて中途半端なポジションを取らせボールを受けやすいポジションに置く。

勿論、前線は2トップ。イタリアのように「引いて守る」ことを得意とするチームに対して有効な攻撃の手段はやはり“切り替えの早さ”をうまく使って、早めに前線にボールを入れ、時間をかけずに勝負すること。

2試合を通じてサエス監督が行ったスペイン代表の遅攻ではイタリア守備陣を崩すことはできない。サイドのガビラン、アリスメンディといった選手もそれ程スピードある選手ではなくましてやイタリアは2人のみならずボランチも含め3人でボール奪取にくる。

よって、シルバやフラードを経由して2トップの早い動きだしとコンビネーションからカウンター気味の攻撃が有効になる。勿論、そればかりではイタリアも守り“慣れ”するので速攻と遅攻を使いわける指示は出すだろう。


【試合終了間際】

この時間帯でもスペイン代表の中途半端な戦い方が気になった。残り10分となった段階でイタリアの選手は全員が自陣に戻り、最終ラインをペナルティエリア付近に揃え、その15m前までにほぼ全選手を引かせている以上な守り方をしていた。

裏を返せば、スペイン代表の守備陣は4バックに誰もマークする選手がいない状況。よって、アルビオルなどはドリブルでつっかけたり、ゲームメイクするようなボランチのポジションに頻繁に上がってきた。当然、慣れていないのでミスを連発。

「なぜ、アルビオルを前線に上げなかったのか?」

これがこの時間帯の疑問。残り10分となった段階で2点が必要。攻撃の形にこだわっている状況ではない。高さのあるアルビオルを前線に置き、ロングボールを放り込みこぼれ球を狙う作戦を使うべきだったろう。

また、最後まで4バックにしていた意味も理解できない。

相手FWがいない状況で最終ラインに4人ないし、3人が余っている状況はあまりに無駄。こういうシステム変更ができなかったということは、その状況を想定して監督がトレーニングしていなかったことを露呈していたように思う。明らかに“準備不足”。

いずれにせよ、ゲームプランが見事にはまったイタリアと見事にイタリアにはめられたスペイン。戦術的には大人と子供のような差があった。技術や個人の能力はその逆が言えたかもしれないが、それを戦術や監督の采配、組織で覆せるのがサッカーの醍醐味だ。

イタリアは勝利に値するチームであったろう。


【試合後の監督のコメント】

イタリア代表、カシラギ監督

「スペインは素晴らしい能力を持っている。欧州選手権に出場できないのは残念だが、我々の方が勝つ術を知っていた」


スペイン代表、イニャキ・サエス監督

「キーはイタリアの先制点だった。先制されるまでは我々は良い状態だった。後半リズムを取り戻しチャンスは作ったが逆転とまではいかなかった」

「下部年代のスペイン代表は勝利することに慣れているし実績もある。この敗戦によりスペインの“衰退”と呼ばれることはない。うまくいく時もあればいかない時もあるもの」


返す返すも残念だ… シルバやガビラン、アルビオルのバレンシア3選手はもちろん、フラードやサパテルといった才能ある選手を欧州選手権、北京五輪で観たかった…

これでこの年代の代表はほぼ活動終了。

数名の選手はフル代表でも活躍してくれるだろう。2004年のU−19欧州選手権で“優勝”した彼ら黄金世代に“タイムアップ”の笛が吹かれた。